2022.06.20
【Pinterestアド】ついにサービス開始!広告の特徴や種類、ターゲティング方法について解説
先日2022年6月1日にPinterestの広告サービス『Pinterest アド』が日本でも正式にローンチされました。
Pinterestユーザーの方で、次なる広告施策として気になっていた方も多いかもしれませんが、もうご準備はお済でしょうか?
今回はPinterest広告の特徴や基本的な機能の他、広告事業開始とあわせ企業向けに導入された新機能についてもご紹介します。
Pinterest広告を検討されている方は是非参考にしてください。
Pinterestの主な機能やビジネス活用のメリットについては、こちらのブログもチェックしてみてください。
Pinterest広告とは
Pinterest広告とは、Pinterestのアドアカウントを使用して利用できる広告配信サービスです。
複数の広告フォーマットやターゲティング機能が用意されており、事業規模を選ばずさまざまな企業で広告出稿が可能です。
Pinterest広告の特徴・メリット
▼購買意欲の高いユーザーが多く、顕在層に訴求効果がある
Pinterestは買いたい商品やしたいことなど、未来に向けての情報収集を目的として利用するプラットフォームです。その為Pinterestのユーザーは購買意欲が高く、Pinterestをきっかけに購入などのアクションを実行するユーザーが多いのが特徴です。
Pinterestの調査によれば、「90%の利用者が購入検討の意思決定にPinterestを利用している」という結果もでています。
ニーズの顕在化した顧客層へ、より購買意欲を高めるような内容の画像・動画を訴求することで商品の購入を促すことが期待出来ます。
▼視覚的訴求力が高く、潜在層へのアプローチも可能
Pinterestはピン(画像や動画)を使用し、商品のイメージを視覚的にアプローチできます。魅力的なピンを作成することで、商品やサービスの効果的なブランディングが期待出来ます。
またPinterestによれば、「70%のユーザーがPinterest上が新製品を発見するきっかけとなった」「72%のユーザーが具体的に探していなくても、Pinterestで購入を検討した」という調査結果が出ており、潜在層へのアプローチも効果があることが示されています。
▼ユーザーによって拡散されやすい
Pinterestは、作成したピン(画像などの投稿)がリピンされる(他のユーザーのボードに保存される)ことによってPinterest上で拡散される仕組みです。その為、より魅力的なピンを作成することで自然とサイトの流入数を伸ばすことが期待出来ます。
料金体系
Pinterest広告ではキャンペーンの目的を選択すると、オークションの入札方法が決まります。ビジネス目標に合わせたキャンペーンの目的を選択してください。
キャンペーンの目的と入札方法
ターゲティング
Pinterestでは、商品やプロダクトに興味のあるユーザーに広告が表示されるよう、ターゲットを設定することができます。
▼オーディエンスリスト
オーディエンスリストを利用すると、特定のユーザー集団に広告を表示させることができます。利用可能なオーディエンスのタイプは次のとおりです。
▼トピックとキーワード
ユーザーの関心があるトピックと Pinterest での検索内容を元に、ユーザーをターゲットにします。
▼属性
「性別」「年齢」「場所」「言語」「デバイス」を選択してオーディエンスを絞り込みます。
▼プレースメント
Pinterest で広告を表示させたい場所を「ホーム」「検索」「すべて」から指定することができます。広告の表示機会が減ってしまう可能性もあるので絞り込みには注意が必要です。
広告フォーマット
使用するキャンペーンの目的によって、利用可能な広告フォーマットが分かれていますので注意してください。
キャンペーンの目的と広告フォーマット
効果的な広告配信に向けて「アナリティクス」を活用する
Pinterestアナリティクスは、Pinterest が無料で提供している分析ツールです。
「自分のピンはどのくらいの人に見られているのか」「どのくらいの人が自分のピンをクリックしたのか」といった、ピンのアクセス数やクリックイベントのデータが計測できます。
Pinterest でのパフォーマンスをしっかり把握することで、より効果的なの運用を実現することができます。法人登録すれば誰でも利用可能ですので、ぜひ活用してください。
広告開始と合わせて「Pinterest カタログ」「Shopify連携」が可能に
6月1日の広告事業開始と合わせて、「Pinterest カタログ」と「Shopify連携」が日本でも対応可能となりました。
Pinterest カタログ
Pinterest カタログは、商品情報をアップロードすることで自動的にプロダクトピンが作成される企業向けの機能です。
各企業のウェブサイトにある商品カタログのメタデータと連携する仕組みで、最新の価格や在庫状況などをPinterest上でユーザーに表示することができます。またピンから直接商品ページにリンクすることのできる為、購買促進にも繋がります。
Shopify連携
Shopify の Pinterest アプリを活用することで、コードの編集や自社サイトへのリソース導入などの手間をかけずに、簡単にPinterestのピンを作成できるようになりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Pinterest広告の特徴や基本的な機能、企業向けの新機能についてご紹介しました。
海外では英語圏の国々を中心に30カ国で広告事業を展開しており、多くの企業が活用し成果を上げています。日本ではサービスが開始されたばかりで、競合もそれほど多くはありません。他社との差別化として新たなマーケティング手法を検討してみてはいかがでしょうか。
「Pinterestを活用して売上を上げたい」「運用している広告のCPAを改善をしたい」などの課題をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。