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認知拡大から顧客獲得まで活用できる『LINE広告』の特徴と初めての方に向けて設定方法を解説

「LINE広告を始めたいけれど、仕組みや配信方法などがよくわからない」といった課題はありませんか?

LINE広告は、詳細なターゲット設定で潜在層への認知拡大から顧客獲得まで活用できる媒体ですが「設定が分かりずらい」といった印象を持たれている方も少なくないと思います。

今回はLINE広告の特徴や広告の配信面、出稿の際の手順についてご紹介します。

■LINE広告の概要

LINE広告の特徴

LINE広告は、日本人口の66%以上が使用しているコミュニケーションアプリ「LINE」に広告配信ができるサービスです。

LINEのデータによれば「スマートフォンで仕様しているSNSはLINEのみ」のユーザーも多く、これまでのSNSではリーチできなかったユーザーにアプローチすることが可能になります。

画像引用元:LINE媒体資料2021年1月-6月期版

またユーザーの85%が「毎日アプリを利用している」という非常にアクティブ率の高い媒体でもあります。

画像引用元:LINE媒体資料2021年1月-6月期版

LINE広告の料金

LINE広告の課金方法は「クリック課金」と「インプレッション課金」から選ぶことができます。

クリック課金


広告がクリックされると料金が発生する課金方法です。広告がユーザーに表示されてもアクションがなければ料金は発生しません。

インプレッション課金


LINE広告では動画タイプの広告フォーマットに対して適用される課金方法です。

ユーザーの画面上で動画枠が100%表示された状態を「インプレッション」といい、その表示回数ごとに課金されます。表示が99%以下の場合にはインプレッションとして換算されず、料金も発生しません。

広告配信面

LINE広告の広告配信面は大きく3つに分類されます。

・トークリスト上部やタイムライン、ニュースなどLINE本体アプリへの配信
・LINEマンガ、LINE BLOGなどのLINEファミリーアプリへの配信
・LINE広告ネットワークによる「クックパッド」や「DELISH KITCHEN」などの外部アプリメディアへの配信(2019年8月以降)

画像引用元:LINE媒体資料2021年1月-6月期版

オレンジの枠で囲まれた部分が実際に広告が表示される所です。

画像引用元:LINE for Businessサービス紹介

広告フォーマット

LINE広告の広告フォーマットは次の5つの形があります。(2021年1月現在)

Card :静止画(1200×628)、動画(16:9)の広告フォーマット
Square:静止画(1080×1080)、動画(1:1)の広告フォーマット
Vertical:動画(9:16)の広告フォーマット
Carousel:1つの広告枠に複数商品を表示させることができるフォーマット
画像+テキスト:Smart Channel面で表示される画像とテキストの広告フォーマット

画像引用元:LINE for Businessサービス紹介

各広告の入稿規定は次の様になります。

参考:LINE媒体資料2021年1月-6月期版

ダイナミック広告とは、サイト上のユーザーの行動履歴を基にデータフィード内の広告素材から広告を自動生成するリターゲティング広告です。

実際に閲覧した商品を広告表示できるので、ユーザーの好みや興味関心にマッチした広告を訴求することができます。

参考:ダイナミックリターゲティング広告「LINE Dynamic Ads」を提供開始(LINE)

広告の配信機能(ターゲティング)

LINE広告の配信は「デモグラフィックデータ配信」と「オーディエンス配信」の大きく2つに分けられます。

デモグラフィックデータ配信


デモグラフィックデータ配信では、年齢・性別・属性・地域・興味関心・行動からそれぞれターゲットを指定できます。

参考:LINE媒体資料2021年1月-6月期版

オーディエンス配信


オーディエンス配信でユーザーのデータを利用し、広告の配信または除外を設定できます。オーディエンスの種類は次の7つから選択でき、それぞれの類似オーディエンスを作成することができます。

オーディエンス一覧
・ウェブトラフィックオーディエンス 
・LINE公式アカウントの友だちオーディエンス
・IDFA/AAIDアップロード
・モバイルアプリオーディエンス
・動画視聴オーディエンス
・電話番号アップロード 
・メールアドレスアップロード

広告掲載ができない商材もあるので注意

LINE広告では広告アカウントの開設時に審査があります。

商品やサービスによっては、LINE広告を利用できないものもあるので、事前に確認することをオススメします。

LINE広告を利用できない業種・業態、商品・サービス一覧

画像引用元:LINE媒体資料2020年1月-6月期版

通販サイトやアルコール飲料、公営ギャンブルなどは広告掲載は可能ですが、「定められた文言の記載」「忌避事項」などのルールがあるので注意して下さい。

■LINE広告の申し込み方法

STEP1 LINEビジネスIDの発行

LINE公式ポータルサイトにて「オンライン申し込み」をクリックします。

②次にメールアドレスで「LINEビジネスID」を作成します。

STEP2 広告アカウントの作成

次に広告アカウントを作成します。*広告アカウントは商材ごとに必要です。

入力が必要な項目

請求先情報
 ・法人の方は、法人番号、代表電話番号、
  担当者名、担当者電話番号、メールアドレス、請求先名
 ・個人事業主の方は、屋号、事業主名、
  住所、電話番号、メールアドレス、請求先名

広告主情報
 広告主正式名、広告主WebサイトのURL

商材情報
 商材正式名称、商材URL、 
 LINE公式アカウントのベーシック/プレミアムID

基本情報
 広告アカウント名

*グループを作成すると複数の広告アカウントを1か所で管理できます。またグループに請求先情報を設定するとリンクされた広告アカウントでも利用できます。

*LINE広告のアカウント構造は次のような階層になっています。

STEP3 クレジットカードの登録

①管理画面から「請求と支払い」をクリックします。
②請求先情報の一覧から、設定したい請求先情報を選択
③「クレジットカードを登録」をクリックします。

利用可能なブランドVISA、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、JCB、ダイナースクラブ
*海外発行のクレジットカード、プリペイドカードには対応していません。

画像引用元:LINE公式ポータルサイト

STEP4 メディア(画像、動画、アプリ)の入稿

①管理画面から共有ライブラリの「メディア」をクリックします。

②画像、動画、アプリから選択しそれぞれの「アップロード」をクリックします。*入稿の際はクリエイティブの入稿規定に注意して下さい。

STEP5 広告効果測定の為のタグ設定

管理画面から共有ライブラリの「トラッキング(LINE Tag)」をクリックします。

LINE Tagの種類
 ベースコード:Webサイトの全ページに設置します。
 カスタムイベントコード:「カートに追加」など任意のページの計測に使用します。
 コンバージョンコード:「購入完了」などコンバージョンのページに設置します。

STEP6 広告配信の設定

広告アカウントの審査完了後、管理画面からキャンペーンを作成し、広告配信を開始することができます。

①管理画面から「キャンペーン作成」をクリックします。
②キャンペーンの目的を選択します。
③キャンペーン名、掲載期間などを設定します。

④次に広告グループ名を作成します。ターゲット設定、予算などを設定して下さい。

⑤次に広告を作成します。入稿したメディアを選択し、タイトル、URLなども設定します。

広告の審査完了後、配信を開始することができます。

■まとめ

いかがでしたでしょうか。LINE広告についてまとめました。

LINE広告はユーザーのアクティブ率が高く詳細なターゲティング設定も可能な為、認知拡大から顧客獲得まで幅広く活用できる媒体です。

商材もBtoCからBtoBまで活用が広がっていますので、LINE広告をご検討中の方は、今回ご紹介した内容を参考にしてみて下さい。

「リスティング広告を活用して売上を上げたい」「運用している広告のCPAを改善をしたい」などの課題をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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