2021.12.27
【Google広告】パフォーマンスを最大化する「P-MAXキャンペーン」に向いている商材とは?
たった1つのキャンペーンで検索、ディスプレイ、YouTubeなどすべてのGoogle広告枠を活用できる新しい広告配信はご存知ですか?
2021年11月2日にGoogle広告から「P-MAX キャンペーン」がリリースされました。
今回はP-MAX キャンペーンの概要と導入のメリット、向いている商材についてご紹介します。
■P-MAX キャンペーンとは
P-MAX キャンペーンは、パフォーマンス最大化キャンペーンの略称です。これまで検索・ディスプレイ・動画など個別で管理されていたGoogle広告が、ユーザーの行動にあわせて1つのキャンペーンで管理できるよう導入されました。
Googleのオンライン調査によれば、消費者はオンライン上をシームレスに移動し購買行動を行っていることが分かっています。
Googleのオンライン調査によるユーザー購買行動
・米国の買い物客の70%はYouTubeでブランドを見た後に購入した
・Googleフィードユーザーの4%と91%は、フィードで新しい商品、サービス、ブランドを見つけた直後に何らかの買い物や商品関連の行動をとった
Googleのあらゆる広告枠を管理し、より最適なタイミングでユーザーにアプローチすることが可能です。
■メリット・デメリット
P‐MAXキャンペーンのメリット・デメリットについて解説します。
メリット
・よりスムーズな機械学習で広告のパフォーマンスを最大化
・これまでリーチ出来ていなかったユーザーへのアプローチが可能
デメリット
・配信面や広告の種類ごとの調整は難しい
よりスムーズな機械学習で広告のパフォーマンスを最大化
これまでキャンペーンの機械学習は、検索、ディスプレイと広告チャネル毎に行われていました。ですが1つのキャンペーンで配信できるようになったことで、複数のチャネルで総合的に機械学習が進められるようになり、広告枠全体でパフォーマンスの向上が期待できます。
またPerformance Maxキャンペーンがインサイトページの一部になります。
それによって「自動化がどのように機能しているか」「キャンペーンをどのように改善できるか」など確認することができます。よりパフォーマンスの高いアセットを組み合わせて配信するなど、クリエイティブ改善にも役立ちます。
※インサイトページ(分析情報ページ)とは、
Google広告の管理画面内で、市場の動向を特定し掲載結果を確認することができるページです。
例えば、Web制作の広告であれば、需要の増えている時期にサイト制作の需要が増えているといった分析情報が表示されます。
これまでリーチ出来ていなかったユーザーへのアプローチが可能
すべてのGoogle広告枠(YouTube、ディスプレイ、検索、Discover、Gmail、マップ)でビジネスを宣伝できるため、これまでリーチできていなかったユーザーのコンバージョン獲得に繋がります。
配信面や広告の種類ごとの調整は難しい
すべてのGoogle広告枠を活用できることがメリットである反面、配信面などを細かく調整することは難しくなります。また入札戦略も自動入札のみでより効率的に機械学習が進むような設定となっています。
選択可能な入札戦略
■β版の成功事例を紹介
β版では、次のようなデータも出ています
β版の成功事例
β版を使用した多くのアカウントで高い成果が得られ、すべてのアカウントへ実装されているので御社のアカウントでも成果が期待できます。
■P-MAX キャンペーンに向いている商材・サービスとは?
P-MAX キャンペーンをおすすめしたい商材・サービス
P-MAX キャンペーンは、Googleのあらゆる広告枠でユーザーにアプローチできる広告施策です。その為小売業などBtoCビジネスには特に向いています。
またスマートフォンのビジネス利用が増えている現在、BtoBビジネスにおいてもより最適なタイミングでアプローチできることは効果的な施策だと言えます。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。Google広告のP-MAX キャンペーンについてご紹介しました。
来年にはスマートショッピングキャンペーンとローカルキャンペーンの両方がPerformance Maxにアップグレードされることも発表されています。
また小売業者や企業向けに、今後数か月以内にPerformanceMaxの新機能を紹介することも予定されており、全く新しい広告手法から目が離せません。是非配信を検討してみてはいかがでしょうか。
「リスティング広告を活用して売上を上げたい」「運用している広告のCPAを改善をしたい」などの課題をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。