2020.04.03
【Google広告】11種類の広告表示オプションの特徴や設定方法まとめ
広告表示オプションでは、広告文だけでは表現しきれないサービスの魅力をユーザー伝えることができます。
様々な表示オプションを活用することで、「電話をしたい」「価格がしりたい」「特定の情報があるページを見たい」などユーザーのニーズに応じて最適な広告を配信することができ、リスティン広告の成果を高めていくことができます。
今回は広告表示オプションを上手に活用するためにその特徴や設定方法、成果の確認方法などについてご紹介します。
■広告表示オプション
|広告表示オプションとは?
広告表示オプションとは、リスティング広告で通常表示される広告文(見出しや説明文)とは別に、テキストやリンク、電話番号、住所などを表示する機能です。
広告の情報量を増すことで、ユーザーにより具体的なアクションを促すことができます。
Googleのアルゴリズムにより決定する「広告の掲載順位」にも考慮されます。また実際に表示された際には、「表示面積の広がりによる視認性の向上」「広告の情報量アップによるクリック率向上」などが期待されます。
|広告表示オプションの表示条件
広告表示オプションが実際に広告と共に検索結果画面に表示されるかかどうかは、広告ランク(広告の品質と入札単価など)によって決まります。(*広告表示オプションも広告の品質に考慮されます)
広告ランクが一定以上の場合に、設定した表示オプションから検索結果の向上が見込まれるものがランダムに表示されます。
また表示されるオプションの数は、広告の掲載順位によって決まります。通常は、掲載順位が高い広告でより多く表示されます。
|課金方法
広告表示オプションも通常の広告見出しと同様に、クリックにより料金が発生します。詳しい課金内容については以下の通りです。
(1回の広告表示で3回目以降のクリックに対してはクリック料金は発生しない)
|設定方法
広告表示オプションの設定方法について紹介します。
オプションの種類によって入力する内容は異なりますが、設定手順は基本的に同じ行程です。今回はコールアウト表示オプションを例に紹介していきます。
まず初めに、Google広告の管理画面左にあるサイドメニューから「広告と広告表示オプション」をクリックし、「広告表示オプション」を開きます。
広告表示オプションの画面に移ったら「+」ボタンをクリックします。
下の画像のようにプルダウンで広告表示オプションの一覧が表示されるので、設定したい広告表示オプションを選択します。*今回は「コールアウト表示オプション」を選択
次に、表示オプションの追加先を設定します。
上記画像の画面で「キャンペーン」「広告グループ」を選択すると、プルダウンで追加先の 「キャンペーン」「広告グループ」を指定することができます。
表示オプションの内容を入力して「保存」ボタンをクリックすると設定は完了です。
■各広告表示オプションについて
Google広告では11種類の広告表示オプション(2020年4月時点)が設定できます。ビジネス目標に応じて広告表示オプションを使い分けましょう。
|サイトリンク表示オプション
サイトリンク表示オプションとは、通常の広告のリンク先とは別に、「お問い合わせ」や「特集ページ」などの特定のページのリンク先を追加表示させる機能です。
広告分の下に表示され、ユーザーは関心・目的にあったページに直接移動することができます。
参考:サイトリンク表示オプションについて(Google広告 ヘルプ)
|コールアウト表示オプション
コールアウト表示オプションとは、商品・サービスについての情報を追加して表示できる機能です。広告分の下に表示され、ユーザーにサービスの特典などの訴求を表示することで広告をクリックしてもらうよう働き掛けます。
参考:コールアウト表示オプションについて(Google広告 ヘルプ)
|構造化スニペット表示オプション
構造化スニペット表示オプションとは、商品・サービスについて特定の側面を強調して訴求することができる機能です。「ヘッダー」1つに複数の「リスト」を設定することができます。例えば旅行会社の広告の場合、「到着地(ヘッダー)」「ハワイ、イタリア、シンガポール(リスト)」のように表示されます。
参考:構造化スニペット表示オプションについて(Google広告 ヘルプ)
|電話番号表示オプション
電話番号表示オプションとは、スマートフォンにて広告表示された際に、電話番号を追加表示する機能です。ユーザーは通話ボタンのタップまたはクリックをして直接電話をかけることができます。
通話時間、発信者の市外局番、着信応答の有無、広告経由の通話数などのレポートを確認することができます。
参考:電話番号表示オプションについて(Google広告 ヘルプ)
|価格表示オプション
価格表示オプションとは、商品・サービスの価格と仕様を表示できる機能です。ユーザーは価格を見て関心のあったページに直接移動することができます。「ヘッダー」「価格」「説明文」をまとめて「カード」といいます。
参考:価格表示オプションについて(Google広告 ヘルプ)
|プロモーション表示オプション
プロモーション表示オプションとは、セールやプロモーション情報(プロモーションコードなど)を追加表示できる機能です。「年中行事」の項目に合わせて「アイテム」を入力、割引などの「プロモーションタイプ」を設定します。
*開始日及び終了日は、各行事のプロモーションを表示できる期間です。この期間はオプション作成時に「詳細設定」で絞り込むこともできます。
参考:プロモーション表示オプションについて(Google広告 ヘルプ)
|住所表示オプション
住所表示オプションとは、会社や店舗の住所、地図、距離など所在地に関する詳細を追加表示できる機能です。
例えば、イタリアンレストランが住所表示オプションを設定した場合。
店舗付近にいるイタリアン好きのユーザーが、レストランが設定したキーワード「近くのイタリアン」「おすすめ イタリアン」などで検索した際に、以下のような情報が表示されます。
住所表示オプションは、Googleマイビジネスに登録しGoogle広告のアカウントとリンクすることで設定できます。
参考: 住所表示オプションについて(Google広告 ヘルプ)
|アフィリエイト住所表示オプション
アフィリエイト住所表示オプションとは、メーカーが小売チェーンや自動車ディーラーを通じて商品を販売している場合に活用する機能です。ユーザーが検索した際に、自社の商品を販売している最寄りの店舗(住所・地図)を知らせることができます。モバイル端末のユーザーは、広告をタップして店舗までのルートを確認することができます。
参考:アフィリエイト住所表示オプションについて(Google広告 ヘルプ)
|アプリリンク表示オプション
アプリリンク表示オプションとは、通常の広告のリンク先とは別に、モバイルアプリやタブレットアプリのリンク先を追加表示させる機能です。ユーザーがリンクをクリックすると、アプリストア(Google Play または Apple App Store)の説明ページが開きます。
アプリダウンロードがメインの場合は、アプリキャンペーンの活用もおすすめします。
|販売者評価表示オプション
販売者評価表示オプションとは、ユーザーの評価を広告に表示できる機能です。検索広告、ショッピング広告で表示できます。以下の表示条件を満たした場合に、自動で表示されます。
参考:販売者評価表示オプションについて(Google広告 ヘルプ)
|リードフォーム表示オプション
リードフォーム表示オプションとは、検索結果画面にフォーム入力できる画面を表示する機能です。広告表示オプションをクリックすると下の画像のようなフォームが表示され、入力・送信をすることができます。モバイル端末の検索広告と動画広告で設定できます。
画像出典: リードフォーム表示オプション(ベータ版)を使用してより迅速に顧客にアプローチする (Google広告 ヘルプ)
リードフォーム表示オプションで得られた情報は、Google広告の管理画面からダウンロードすることができます。(*保管期間30日間)
■広告表示オプションの成果の確認方法
広告表示オプションの掲載結果の確認方法を紹介します。
まず管理画面左にあるサイドメニューから「広告と広告表示オプション」をクリックし、「広告表示オプション」のページを開きます。
「+」ボタンの横にある「広告表示オプションの種類」から掲載結果を表示する広告表示オプションを選択します。
キャンペーンなどオプションの追加先毎に掲載結果を表示する場合には「関連付けビュー」を、各広告表示オプションの集計データを表示するには「広告表示オプションビュー」を画面右側のプルダウンからそれぞれ選択します。
レポートの分割表示を使うと広告表示オプションの成果をより詳細に確認することができます。
「この広告表示オプションとその他」と「クリックタイプ」の2種類があります。
「クリックタイプ」の分割表示
広告表示オプションと一緒に広告に表示されたその他の広告要素(見出し・他の広告表示オプションなど)のうち、どのオプションで成果が高かったのか見ることができます。
画面右側の「分割」を開き「クリックタイプ」をクリックします。
各広告表示オプションの掲載結果が「クリックタイプ」毎に分割して表示されます。
「この広告表示オプションとその他」の分割表示
複数設定した広告表示オプションの中で、貢献度の高い広告表示オプションを確認することができます。
画面右側の「分割」を開き「この広告表示オプションとその他」をクリックします。
各広告表示オプションとその他の広告表示オプションの掲載結果が比較して表示されます。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。広告表示オプションの特徴や設定方法についてまとめました。
Google広告では11種類の様々な広告表示オプションが設定できます。ビジネス目標に応じて広告表示オプションを使い分け、より効果的な広告配信に繋げていきましょう。
広告表示オプションを設定する際は、今回のご紹介した内容を参考にしてみてください。