2022.11.04
Google広告リンク先の要件のまとめと広告不承認の際の対応
広告のリンク先に設定しているページ(ランディングページ)が原因で広告が不承認となってしまうことがあります。そこで今回はGoogle広告のリンク先の要件についてまとめました。
媒体によってリンク先に求められる条件などは異なりますが、サーバーエラーなど事前に確認していれば防げるケースもあります。
広告を始める際や、新しく広告用のランディングページを作成される際など、ぜひ参考にしてください。
Googleリンク先の要件とは
Google広告でリンク先に関して禁止されている11事項について、この記事ではその内容別に大きく3つにまとめました。
▼ リンク先の内容や操作性に関する項目
▼ リンク先のURLの表示やエラーに関する項目
▼ アプリや電話番号に関する項目
リンク先の内容や操作性に関する項目
リンク先の内容や操作性に関して禁止されているのは、利便性が損なわれているページ・独自コンテンツの不足しているページです。
具体的には以下の場合に広告が不承認となります。
①:リンク先の利便性が損なわれているとして不承認になるページ
・「コンテンツが見えづらいポップアップ表示」「戻るボタンが無効」など不必要に操作しにくい、または操作にストレスを伴うリンク
・クリックすると広告から直接、画像や動画などのダウンロードが始まるリンクや、メールアドレスやファイルにつながるリンク
・「自動リダイレクトする」ような不正なコンテンツを含むリンク
②:独自コンテンツの不足しているとして不承認になるページ
・ 独自のコンテンツよりも広告の方が多く広告表示をメインとなっているリンク
・別のソースを複製しただけで、独自のコンテンツのないリンク
・ブリッジページなどユーザーを別の場所に誘導することのみを目的としたリンク
・ドメイン パーキングや「工事中」などのメッセージのみのユーザーが求める情報を何も提供しないリンク
・空白のページなど意味不明な内容のリンク
基本的には広告のリンク先を修正するか、できない場合は新しいリンク先を用意して広告を再審査してください。リンク先ページに不正なコンテンツが含まれる場合は、Google Search Console でサイトの状態をチェックし不正なコンテンツをすべて削除します。
リンク先のURLの表示やエラーに関する項目
リンク先のURLの表示やエラーに関して禁止されているのは、不適切なリンク先・機能していないリンク先・アクセスできないリンク先・クロールできないリンク先・使用できないURLです。
具体的には以下の場合に広告が不承認となります。
①:不適切なリンク先
・表示URLと実際に表示されるランディンページのドメインが異なるリンク
・リンク先から別ドメインにリダイレクトするリンク
・最終ページURLとトラッキングテンプレートが異なるページへ誘導するリンク
②:機能していないリンク先
HTTP クライアントやサーバーのエラーなど正しく機能していないか、正しく設定されていないリンク
③:アクセスできないリンク先
「このサイトは現在の地域ではアクセスできません」などの表示のあるリンク
④:クロールできないリンク先
「robots.txt」などの除外ファイルを使ってサイト全体やサイトの大部分へのアクセスを制限し、Google広告がクロールすることのできないリンク
⑤:使用できないURL
・標準構文に準拠しないURL
・表示URLとして使用されるIPアドレス
・! * # _ @ などの許可されていない文字が使用される表示URL
設定したリンク先のURLを確認し、正しいURLかどうかやサイトが正常に表示されるかを確認します。
クロールできないリンク先の場合は、Google Search ConsoleでGoogle広告がページにアクセスできるようにする方法やクロールエラーの有無を確認し、除外ファイルを修正します。
アプリや電話番号に関する項目
アプリや電話番号に関して禁止されているのは、アプリやウェブストアに関するポリシー違反・確認できないアプリ・未確認の電話番号・使用できない電話番号です。
具体的には以下の場合に広告が不承認となります。
①:アプリやウェブストアに関するポリシー違反
Chrome デベロッパー プログラム ポリシーに違反している拡張機能や、Google Play のポリシーに違反しているアプリ
②:確認できないアプリ
アプリIDやアプリストアが不適切な形式で入力されているアプリや削除済みまたは停止中のアプリなどGoogleが認識できないアプリ
③:未確認の電話番号
Googleによって確認されていない電話番号
④:使用できない電話番号
・不正確または無効な電話番号、無関係な電話番号、広告に掲載されている店舗やオフィスにつながらない電話番号
・FAX 番号、プレミアム ナンバー、バニティ ナンバー
・掲載対象の国のものではない電話番号
・バーチャル電話番号サービスまたはパーソナル ナンバリング
・ボイスメール サービスが有効でない電話番号
アプリやウェブストアに関するポリシー違反は、それぞれの通知を確認してください。アプリやウェブストアでの問題が解決すると、広告配信を再開できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Google広告のリンク先の要件についてご紹介しました。
不承認の広告が多いとアカウントが停止されることもあります。そのような事態にならないよう広告入稿前に確認しておきたいですね。
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