2021.03.18
Yahoo!広告が消費税に関する表示に関する広告家際基準を変更、2021年4月1日より適用開始
2021年3月8日(月)、Yahoo!広告より消費税転嫁対策特別措置法の失効に伴い、Yahoo! JAPAN広告掲載基準も変更されることが発表されました。
どのような変更が行われるのか、具体的な例と合わせて解説します。
■消費税の総額表示義務とは
消費税の総額表示義務について
「総額表示」とは、消費者に商品の販売やサービスの提供を行う課税事業者が、値札やチラシなどにおいて、あらかじめその取引価格を表示する際に、消費税額(地方消費税額を含みます。)を含めた価格を表示することをいいます。
引用元:国税庁
この消費税における「総額表示義務」により、事業者は値札やチラシで商品やサービスの価格を表示する際に消費税額を含めた金額を記載する必要があるのです。
総額表示義務の特例について
消費税の総額表示義務にあたっては、事業者に配慮した特例が設けられておりました。
特例の内容は次の通りです。
2021年3月末に「消費税転嫁対策特別措置法」が失効する為、Yahoo!広告では法令に沿って広告掲載基準を変更されることとなりました。
■新基準の適用開始日について
新しい広告掲載基準の適用開始日は2021年4月1日(木)です。*日程は変更になる場合があります。
■広告掲載基準の変更内容
変更内容
Yahoo!広告の広告掲載基準は次の様に変更されます。
変更による影響
今回の広告掲載基準の変更により、法令に沿った価格表示(税込価格の表示)がされていないクリエイティブおよびリンク先サイトは掲載不可となります。
財務省が提示しているルールとしては「税込価格が明瞭に表示されていれば、消費税額や税抜価格を併せて表示することも可能」とのことですが、Yahoo!広告における明確な判断基準等は明らかにされていません。
消費者にとって分かりやすい価格表示を心掛けて下さい。
■具体的な広告掲載の例
具体的な総額表示の例としては、次の通りです。税込価格10,780円(税率10%)の商品の場合で記載しています。
掲載可能な価格表示(総額表示に該当する)
10,780円
10,780円(税込)
10,780円(うち税980円)
10,780円(税抜価格9,800円)
10,780円(税抜価格9,800円、税980円)
9,800円(税込10,780円)
掲載不可能な価格表示(総額表示に該当しない)
9,800円(税抜)
9,800円(本体価格)
9,800円+税
■まとめ
いかがでしたでしょうか。Yahoo!広告の広告掲載基準のアップデートについてご紹介しました。
媒体の仕組みと同じように掲載基準も日々更新されています。定期的に確認して最適な広告配信に役立てていきましょう。
「リスティング広告を活用して売上を上げたい」「運用している広告のCPAを改善をしたい」などの課題をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。